リテイクの話

リテイクの話。

担当さんにネームを送ると、まあ一発OKなんてことはなくて、
修正点が返ってきます。

これがどんな心境か、送るときはドキドキしていたのですが、
思いのほかヘコみません。
むしろポジティブに近い感じになります。

というのも、
要求される部分が、展開の派手さ等といった、ストーリーの外枠のあたりで。
キャラクターの心情にはノータッチで、むしろ肯定して頂けます。

そこが一番通じるか不安で、そのくせ曲げるのに一番抵抗がある部分なので、
これは非常に有り難いことです。

サビのメロディや歌詞を変えないままで、
アレンジをより一般向けに、壮大にする感じですか。

自分ひとりで部誌に乗せるなら、おそらくこのまま出していたであろう作品。
それをもう一段階上に持って行ける、初めての経験をしています。
それが非常に楽しいのです。